チーズはどこへ消えた?を読んで人生が変わるのか

遅ればせながら、やっと読みました。

400万部突破ランキングでも上位に入っていたので、時代が何を必要としているのか何がウケているのかを感じたいというだけで購入し即日、読んでしまいました。

単純な話「ウジウジしないで一歩を踏み出せよ!」っていう内容を延々と90ページに渡って書いてある。実際は格言が一言のみページ一杯に書いてある箇所もありスピーディに読めるライトな自己啓発本でした。

冒頭では、この本をしつこいくらいに絶賛しており読み手によってはオイオイ評価のハードルをこんなにも上げやがって・・・読み終わってくだらなかったらどうしてくれるんだ。過大評価も甚だしい、書いていて恥ずかしくないのか。などと思いながら本文に入ると、明らかに予想できる内容がテンポ悪く進んでいく。365歩のマーチ並みの進展のなさ・・・

同じような内容の記述が何度にも渡って少し表現を変えて書いてあるのだが、言っていることは「一歩を踏み出さないと何も変わらない」に尽きる。小人2人とネズミ2匹、チーズのみでこれだけ話を引っ張っていくのはCMを何度も挟むテレビ番組に近いものがある。

確かに人生の分岐点で決断に迷う事は思った以上に多い。人生は正に決断の連続でしかないとさえ言えるだろう。今この瞬間にも世界では、いったい何人の人が決断に迷っているのか・・・・。ある人は頼りになる身近な人に相談し、またある人は占い師に見てもらっている事だろう。解決の手段はそれぞれなのだから・・・。

この本が売れているのは、現状悩んでいる人が多い事に他ならない。要は圧倒的に需要があり共感も得やすい内容で、多くの人が誰かから背中を押してもらう事を望んでいるのだ。

90ページにも渡って繰り返し自身の決断に対して背中を押してもらっているような感じは、催眠術に近いかもしれない。それでも読み終わった後には積極的な自分が生まれ保守的な要素は少なくなってくる。繰り返し読んで下さいと言っている著者は術師だよなー。ドラクエの やまびこの心得 並みだ・・・。

ウォーこうなったら俺も転職だー。(いやー無計画にそれはマズいか・・。)

著者は、同じ場所にジッとしている事に否定的で、とにかく外に足を踏み出せばどうにかなる的な考え方をしているが、それは時として致命的な場合がある。

冬山での遭難だ。やたらと歩き回って体力を消耗し助かるはずの命が助からない場合もある、自分の信じた脱出方法を試みるが迷ったあげくに亡くなるのは本望ではないはず。救助を待ってジッとして体力を温存しておくことが正解の場合もあるのだから・・・。

人生の変化を楽しむ私としては、7割程は納得できる内容でした。(何回も読む必要はありませんが人生に悩んでいる人にとっては心強い1冊になるでしょう)

周囲は常に変化しており、気をつけて観察して適時対応しなければ身を亡ぼすといった内容は、平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。」(すべてのものは変わり続けている。)と相通じるものがあると思います。

内容は簡素で話の軸はブレてないので興味がある人は本屋でサラっと立ち読みしてもいいかもです。(838円+税 は ちょっと高いよー)メルカリって手もあるけどね・・。

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